患者さんへ

患者さんへ

経皮的三尖弁接合不全修復システムを用いた三尖弁閉鎖不全に対する治療介入の
有効性と安全性に関する多施設レジストリー研究(J-TR)について

経皮的三尖弁接合不全修復システムを用いた三尖弁閉鎖不全に対する治療を受ける人を対象に、これからの診療に役立てるために行う研究について説明をします。

1. 何のためにするの?

 あなたが受ける治療(経皮的三尖弁接合不全修復システムを用いた三尖弁閉鎖不全に対する治療)は、日本では2026年3月から始まった新しい治療法です。しかし、日本人において、これまでに行われてきた治療法に比べてどのくらい有効なのか、どのような患者さんにより有効なのか、また安全なのかなど、日本における十分なデータはありません。
 そこで、日本でこの治療を受けられるすべての患者さんにおいて症状や血液検査や心エコー検査のデータなどを集め、十分に分析をして、これからこの治療を受けられる患者さんへその結果を役立てていくことを目的としています。 この研究は、わが国で心臓病の診療を専門とする医師、スタッフの多くが会員となっている、日本循環器学会が中心となって実施します。

2. どんなことをするの?

 この研究の対象者は、経皮的三尖弁接合不全修復システムを用いた三尖弁閉鎖不全に対する治療を受ける患者さんです。この研究では、あなたの年齢や性別、これまで診断された病気や検査の情報、治療の内容、治療後の経過を1ヶ月後、1年後、2年後と情報を集めます。通常の診療で得られる情報のみで、研究のために必要となる追加の検査はありません。研究の期間は、研究許可日~2036年3月31日(延長する可能性もあり)です。

3. プライバシーの保護について

 研究に参加された場合、治療に関する情報はデータセンターに集められますが、あなたとはわからないように研究用の番号が付けられます。そのため、ほかの人がこのデータをみても、だれの情報かわかりません。またこの研究の結果が発表される場合は、名前など個人が特定できる情報は含まれず、プライバシーは守られます。

4. その他、気を付ける点

 あなたがこの研究に参加することによる直接的な利益はありませんが、あなたにご協力いただいた検査データなどは、本治療の安全性や有用性を明らかにするための貴重な資料のひとつとなります。その結果、将来あなたと同じ病気にかかった人たちのより良い医療に繋がる可能性が考えられます。
 情報の扱いには十分に注意し、あなたの個人情報が漏れることのないよう細心の注意を払います。
 また、この研究に参加しなくても、あなたの治療に影響がでることはなく、不利益はありません。